こんにちはパーマ好き美容師のRIKUSHIです。
普段パーマの豆知識やパーマの楽しみ方なんかをブログに書いていますが、
『実際んとこどんな感じでパーマをかけるんや??』
という疑問は一切届いて無いですがご紹介して行きますね!
僕が普段どんな感じでパーマをかけているのかプロセスを追っていきたいと思います。
今回はボブの外ハネミックスパーマ編です!!
ではまずBeforeから
ちょうど肩につく長さでハネる時もあり、扱いずらい長さになっています。
表面は紫外線によりややダメージが強い状態です。
前髪がストンとしやすい。長さも伸びていますね。
今回のオーダーは。
1.扱いずらい長さなので、パーマをかけてアゴくらいの長さが良い。
2.前髪がストンと直毛なので丸みが欲しい。
3.内巻きでは無くて、表面からランダムな動きが欲しい。
これ全部パーマで叶えてみましょう!!
ではまずカットから
✂︎✂︎✂︎
狙いは顎ラインですが、パーマをかけて少し上がることを計算に入れて顎より少しだけ長めに長さを設定します。
画像では分かりずらいですが、狙いたいパーマに合わせてストロークやセニングで軽さも調整しています。
※パーマは狙うカールによって軽さの付け方も変えた方が狙い通りにかかります。
前髪はラウンドに邪魔にならない長さでカットします。
ここからパーマをかけて行きますね!!
その前に一番大切なのは薬剤をどうするかなんです!!
この時は美容師なら誰しも一番フルパワーで考えます。
薬剤が強すぎると一気にダメージになるし、弱すぎるとかからない、、、。
詳しくはコチラ↓
それだけ大切な薬剤の決めるときには髪質、ダメージレベルが重要なひとつの情報になります。
髪質→直毛、ハリが少ない、ややドライ毛、外人のような柔らかい毛質
ダメージレベル→表面はカラー&紫外線による中ダメージ、ネープは紫外線に当たってなく、割と健康毛
つまり
読まなくて良いよ↓
『直毛で外国人みたいな柔らかい毛質は弾力が出ずらいのでやや強めの薬を使いたいが表面のダメージを考えるとそこまで強い薬は使え無いがしかしネープにはハリがあるのでそのまま表面の薬を使うには弱すぎるのでネープは薬を分けて表面より一段階強い薬にしてさらにネープから巻き始めることによって表面との時間差を作りダメージの差に対応しようかな。』
みたいな事をカット中に考えつつ薬を決めています。
では巻き終わりを。
表面は大きめのロッドにスパイラル状にパーマを巻く事で、ルーズで無造作な動きを与えます。
もみあげの所は横に収まるように巻く事で横にボリュームを出して、パーマのシルエットを綺麗に見せてくれます。
耳から下の毛はすべて逆巻きに巻いています。逆巻きは最近のトレンドですね!
表面からのウェーブ感と逆巻きをミックスしたスタイルを作ります。
前髪はボリュームが出るように平巻きにします。
トップの毛はアップステム(少し上に持ち上げる)で巻く事によってよりふんわり感アップさせます!
ではここから時間を置いてパーマがかかり、トリートメント処理をして、
その後はいよいよ
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Air waveに入って頂きます!!
想像以上にデカイ機械ですね。
ANTIにはこのデカイ機械が3台もあるのでめちゃ場所取ってます。。。でも3台無いと土日は回らなくなってしまう、、、。
エアウェーブが終わると固定する薬を付けます。
5〜10分…
後はロッドを外しお流しに入ります。
流し終わった段階です。
表面からルーズなウェーブとランダムな動きが出ています。
逆光!!!!
すみません。。ちょっと見ずらいですが、ネープはハネ感を出して、表面にはルーズなウェーブがあります。
乾かしてスタイリングして仕上がりです。
ちなみにスタイリングの時のポイントは
1.根元から空気を入れ込むようにドライ※毛先は乾燥しやすい。
2.乾かしすぎない!8〜9割乾燥がベスト!※水分をスタイリング剤でホールドしておくとパサつきにくい。
3.ワックスはしっかり手に伸ばしてまんべんなくつける!
がざっくりとしたポイントです。ご来店の時はもっと詳しく手順をお伝えします。
では仕上がりを
前髪とサイドはふんわりとしたパーマに表面は大きめのウェーブになっています。
耳下の部分は外ハネにかけて無造作感がしっかり出ています。
また逆光!!!
すみません。さっきよりは見やすいですね。
ネープの外ハネ感と表面のルーズなウェーブ感が無造作感と柔らかいくせ毛っぽさを演出するパーマスタイルでした。