こんにちはRIKUSHIです。
先日中国の広州という所にパーマの講師として行って来ました。
その時の様子はコチラのブログを↓
今回はその時にパーマをかけさせて貰ったモデルさんのスタイルを紹介です。
☆今回のモデルさんのオーダー☆
1.毛先の痛んでいる所は切りたい。
2.ボリュームのあるパーマが良い。
3.日本のトレンドを取り入れたパーマが良い。
※通訳の方いわくそんな感じで言っているとのこと。全然聞き取れない、、、。
と、いうことでこれらの事を踏まえてパーマをかけて行きます。
ではまず
before
毛先はダメージが強い部分を10センチ程カットします。
長さの設定はダメージの他にも、パーマのデザインによってどのくらい長さが変わるかをイメージしながら決定します。
パーマをかけるとその分短く感じることを考えずにカットしてしまうと、仕上がったときに短くなりすぎてしまう可能性があるので、十分に注意します。
ではここからパーマに入っていきます。
今回のモデルさんは
〜施術履歴〜
・8〜9レベルのカラー
・パーマや縮毛矯正などの履歴は無し
〜ダメージ状態〜
・カラーは8〜9レベルで定期的にカラーをしているのでややダメージ毛
・毛先のダメージが強かった部分はカット
〜髪質〜
・元々直毛なので、パーマはやや取れやすい
・やや乾燥毛なので、パーマ液の浸透は早いのでかかりずらくは無い
・やや柔らかい髪質なので、パーマの動きは出やすい
以上の『施術履歴』『ダメージ状態』『髪質』
を考えた上で、
10段階で6レベルくらいの薬剤で今回はパーマをかけていきます。
パーマの構成はオーダーに合わせてこんな感じでかけてゆきます↓
表面はしっかりパーマの動きを出すためにスパイラル巻きをしています。
アンダーの部分は外ハネにパーマをすることで、ハネやすい肩ラインの長さもスタイリングをやりやすくしています。
表面は外巻き(リバース回転)、その下の並びは内巻き(フォワード回転)というように動きをミックスしてパーマをかけます。
そうすることで、無造作感とボリュームのあるウェーブの動きが演出できます。
前髪は家でもスタイリングしやすいように自然に流れる方向性に抜けが出るようにパーマをかけています。
という事で洗い上がり。
ウェット状態でしっかりとウェーブが出ています。
パーマは濡れている状態が一番しっかりとウェーブが出ます。
なので、このタイミングでは目指す仕上がりより少し強めにパーマが出ていればOKです!
ではいよいよ仕上がりとなりますが、
と、その前に一度今回のオーダーについて確認してみます。
☆今回のモデルさんのオーダー☆
1.毛先の痛んでいる所は切りたい。
2.ボリュームのあるパーマが良い。
3.日本のトレンドを取り入れたパーマが良い。
という希望でした。いかがでしょうか?
before↓
after↓
表面からのウェーブ感とリラックス感のある無造作な動きがポイントとなるパーマです。
外巻きと内巻きをミックスすることでオーダーに合わせたボリュームのあるパーマに仕上げました。
前髪は自然流すパーマをかけたり、細い毛束の動きになるようにカットすることで、スタイルに抜け感を出しています。
日本のトレンドのひとつとして、スタイルに『抜け感』を出すことがキーワードになります。
力が入っていない、キマりすぎていない。そんな日本のトレンドも意識してデザインしました。
ネープは外ハネをミックスして肩ラインでハネても自然にパーマと馴染むので、扱いやすいようにパーマをかけています!
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したスタイルは
・伸ばしたいけどどうしても肩ラインで扱いずらくて諦めてしまう。
・いつも長めで短くしてパーマかけてみたいけど、ボブまで切るのは抵抗がある。
・まっすぐだと肩でハネるけどアイロンで巻くのは苦手。
そんな悩みをお持ちの方に是非オススメのパーマスタイルです!!
家でのスタイリングの仕方が分からない方や初めてパーマで扱い方が分からない方も多いと思います。