【パーマの基本を解説!】パーマ失敗になってしまうかもしれない髪はどんな状態?

こんにちわ!

パーマを初めてかけたい方やパーマが上手くいかなかった事がある方にパーマの良さを実感してもらう。

パーマをかける事でオシャレになり、そして生活が楽になること、

そして何よりパーマを好きになってもらえるように日々技術を磨いている美容師

RIKIUSHI(@RikushiEto)です♪


Contents

パーマが失敗にならないために確認するべき3つのポイント

 

  1. 髪質や、現在の髪はどういう状態?
  2. これまでにパーマが失敗しやすくなるカラーやパーマをしたか?
  3. パーマNGの履歴が無いか?

 

これらを順番に解説していきます。

髪質や現在の髪はどういう状態?

ここでは『髪質』『ダメージレベル』『水分量』

これらの3つのポイントに注意する必要があるので、

細かく解説していきますね。

髪質

パーマをかける時に重要なポイントは髪質の見極めです。

 

特に薬剤を決めるときは

『髪の太さ』『髪のハリ』がどれくらいかを見極めています。

これがどちらかに極端に偏っているとパーマが失敗になりやすいです。

 

具体的には

①【かなり髪が細く、さらにかなり柔らかくハリが無い】

 

もしくは

 

②【かなり髪が太く、さらに髪が立ち上がるくらいハリが強い】

 

という髪質の方はパーマが失敗になりやすいです。

 

①の場合は髪の内部の成分が少ないためにカールがかなり出にくい髪質です

②の場合はカールをつけても真っ直ぐに戻ろうとする力が強いのでパーマが取れやすい髪質です

 

もちろんどちらもやり方次第ではかけられる可能性はあるのですが、

失敗になりやすい髪質ではあります。

 

ダメージレベル

 

ここではカラーによるダメージの事です。

 

髪の毛を過去に明るくしていたりするとダメージが強く残ります。

 

ダメージが強い髪の毛に対して強いパーマ剤を使用すると

髪がチリチリになったりバザバサになったりします。

 

美容室によくあるカラーのレベルスケールという物です↓

パーマのダメージ

これを目安に(あくまで目安です)9レベルより明るい髪は、

かなり慎重にパーマ液を選ばないと失敗します。

 

逆に6レベルより暗い場合はほぼ地毛かほんのり茶色にしているくらいなので

髪の毛が健康なためある程度強めの薬を使わないとパーマがかからない可能性があります。

 

ただし!

 

明るい髪の毛に暗くカラーをしたとしてもダメージが消える訳では無いです。

 

つまり薬剤を決める時には過去にどのくらい明るくしてどの程度のダメージがあるか?

が大事なポイントになる訳です。

 

今が暗いからダメージが少ない訳では無い!!

なので以前にどのくらい明るくしていたかは美容師さんに伝えられると失敗になりにくいです。

 

普通はちゃんと聞いてくれると思いますが、

聞かれなければ自分から言いましょう!!

 

水分量

 

過去にパーマをかけていたり、日光に浴びている時間が長いと

髪の水分が奪われて乾燥状態になります。

 

パーマ剤も髪の内部の水分に影響するので、

乾燥が強い状態に強い薬を使ってパーマをかけてしまうと

髪の内部の水分が無くなりパサパサになって失敗になってしまう可能性があります。

 

つまり乾燥が強くなりすぎると危険度も高くなるという事です。

 

しかし水分がしっかりあるという事は

その分キューティクルがしっかりしていたり、髪の油分が多いという事です。

パーマ剤が浸透しにくくパーマがかかりにくい状態なのでそこにも注意が必要です。

 

これまでにパーマが失敗しやすくなるカラーやパーマをしたか?

これは以外と普通に美容室でやっている施術でも

パーマを難しくしてしまう可能性がある施術の例をご紹介していきます。

ハイライト(ブリーチなし)

 

ハイライトは細く明るい毛束を作る施術方法です。

 

先のカラーのところでも説明しましたが、

明るい毛束の部分は強い薬を使用すると髪がチリチリになってしまう可能性があります。

 

そしてハイライトを入れるとそこだけパーマ剤を分ける事ができないため

薬剤の調整が非常に難しくなるのでパーマが失敗になってしまいやすいです。

 

そしてハイライトが失敗になりやすい原因のもうひとつに

ハイライトの薬にブリーチが少量混ざっている事が多い!

しかも美容師さんがこれを伝えずに混ぜている時があります、、、。

 

これが厄介なのです。

 

お客様はブリーチをしていないと思っていても、

ちゃんと見ればブリーチを混ぜているであろう髪の状態なのです。

もしブリーチをしていれば普通にかければほぼ失敗してしまいます、、、。

 

ヘアマニキュア(ヘナカラー)

 

この2つのカラーは酸性カラーという種類で、

普通のカラーとは少し性質の違ったカラー剤です。

 

酸性カラーは髪の表面に色素を付着させて発色をします。

つまり、髪の毛1本1本をコーティングしています。

 

コーティングされた髪の毛は、パーマ剤の浸透を邪魔したり、

ムラになってしまいやすいので、パーマが上手くかからない可能性があります。

 

トリートメントストレート

トリートメントストレートには沢山の種類があるので

すべてが危険かは分かりかねるのですが、

 

多くの物は低温のストレートアイロンを使用して施術を行うので、

弱い縮毛矯正に近い施術をしています。

 

縮毛矯正は内部のたんぱく質を変性させる事で髪を真っ直ぐにしています。

つまりトリートメントストレートも少なからず内部のたんぱく質が変性を起こしているので

正しくパーマ剤が反応しない可能性があります。

 

繰り返しトリートメントストレートを行なっている方は特に要注意です。

 

パーマNGの履歴が無いか?

 

パーマを絶対に避けておいた方が良い施術履歴があります。

『ブリーチ』『縮毛矯正』ですね。

 

この二つの履歴があると99%の美容師が99%の可能性で失敗します。

多分これ大袈裟では無い数字だと思います、、、。

 

100%じゃないところがミソではあるのですが、ここではこの話は置いておきます。

 

ブリーチ

ブリーチをすると、

パーマのダメージ

カラースケールでいう12レベル以上にはなる事がほとんどです。

 

先ほど普通のカラーでも9レベルになると危険な可能性があると書きました。

それよりもかなり危険度が高い訳です。

 

さらにブリーチは髪の内部のたんぱく質や、キューティクルにも強いダメージを与えるので、

髪にハリが無くなっている事が多いのでパーマがかからない。

 

少しでも強い薬を使うと内部のたんぱく質を破壊して髪がチリチリになる。

 

などなどあらゆる面でリスクが非常に高いのがブリーチ毛です。

縮毛矯正

 

縮毛矯正をする時には高温になっているストレートアイロンを使用します。

たんぱく質は熱を加えると形状が変化します。

 

卵で例を上げると分かりやすいですが、

ゆで卵を作る時は沸騰したお湯で熱を与える事で物質の形状が変化します。

 

それと同じように縮毛矯正場合は、

まず薬剤を使用して内部のたんぱく質に反応しやすくして、

そこに高温のストレートアイロンでプレスをするので

クセがあった髪の毛の形状を変化させて真っ直ぐにしている訳です。

 

しかもゆで卵は沸騰したお湯に入れても100度ほどですが、

縮毛矯正の場合は180度前後の温度でプレスしている場合も多くあります。

 

つまり内部のたんぱく質が全く別の物質に変形してしまっているので、

パーマをかけようとした時にどのように反応するか全く分からなくなってしまっているのです。

 

全然パーマがかからない時もあれば、

すぐにパーマ剤に反応してチリチリになってしまう時もある、、、。

 

全く想定ができないのでパーマが失敗してしまいやすいのが明らかですよね。

 

パーマを失敗しない為に、、、

 

まずは自分の髪の毛がどういう状態かを確認しておきましょう。

 

ブリーチや縮毛矯正の場合は99%失敗します。

1回くらいなら大丈夫なのでは?は絶対に大丈夫では無いです。

むしろその状態で何の説明もなくパーマをかけようとするのはその美容師さんが心配です。

 

しかし世の中にはそうやって失敗してチリチリになり髪がボロボロになってしまっている

という方が沢山いるのも事実です。

 

なのでパーマをかけようと思った時は一度自分が今までどんな施術をなるべく思い出して、

担当する美容師さんに相談するなどしてから

パーマをかけるか決める事をオススメします!

 

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