こんにちわ。パーマ好き美容師のRIKUSHIです。
今回はミディアムのお客様のパーマスタイルをご紹介します。
まずはbefore
胸上くらいの長めミディアムスタイルです。
〜お客様からのオーダー〜
1.毛先のダメージが強いので、ダメージ部分はカットしたい。
2.大人っぽくウェーブにして欲しい。
という要望です。
この話を聞いて僕は、
『あまり切りすぎると大人っぽさが少なくなる。毛先のダメージを残すとパーマの手触りに影響するので、15センチはカットしよう。』
ということを考えました。
そしてこちらがカット前↓
カット後↓
毛先のダメージ部分は15センチ程カット。
表面には軽くレイヤーを入れて丸みを残しつつ、パーマをかけた時の動きが出やすくカットします。
ちなみにパーマをかけるとカールの分、全体的に短くなります。
その分を計算して、パーマをかけても大人っぽい上品さは残るような長さの設定にしてあります。
ではここからいよいよパーマです。
まずパーマで大切なのはダメージレベルです。
パーマとダメージの関係を詳しく知りたい方はコチラ↓
今回のお客様の『ダメージレベル』は
1.割と明るめのカラー履歴。
2.更に実は耳下部分にハイトーンのインナーカラー履歴あり。
というなかなか美容師の腕が試される履歴です。
そして『毛質』もパーマを考える上で重要な要素になります。
1.クセがある毛質なので、パーマが細かすぎると広がって扱いづらい。
2.ドライ毛なので、パーマが乾燥して見えやすい。
というように毛質に合わせた対応も必要になります。
そうこうしている間に巻き終わり。
今回のダメージと毛質に対しての対応は
1.全体的にダメージがあるので、オリジナルの高濃度トリートメントで前処理。
2.全体的にダメージがある、もともとクセがあるのでパーマの反応がある程度早そうという事で、薬の設定は10段階で言うと4くらいの強さ。
3.インナーカラーを入れていた部分はよりダメージが強いので2くらいの強さの薬を使う。
※ダメージって部分的に強かったりする人が割と多いんです!それを無視して同じ薬を使ってしまうと部分的に強くなりすぎたりしてしまうので、注意します。
といった対応を取っています。
あとはデザイン的な部分でも沢山こだわりがあるのですが、分かりやすい部分だとコチラ↓
表面のボリュームが欲しいポイントは平巻きで横収まり。ボリュームが欲しく無い所には斜めにリバース逆巻きを入れて、仕上がりのコントロールをしています。
洗い上がりはこんな感じです。
※パーマはドライヤーの風の力で伸びてしまいがちなので、ドライヤーの時間が短い程、楽チンにスタイリングできます。なので、タオルでしっかり水分を取ることで簡単に素早くスタイリングするポイントです!!
ここから仕上げに入ります。
乾かす前のトリートメントはコレ↓
PATAGONICOIL/アルカニシオンオイル エクストラ
80ml/4,000円
ノンシリコンでボディーオイルとしても使えます。汎用性の高さが嬉しい、洗い流さないトリートメントオイルです。
コチラをしっかりと髪全体に馴染ませて乾かします。
そして仕上げにはコチラのワックス↓
MILBON ニゼル ドレシアコレクション/ニゼルジェリーS
90g/1,800円
細く潤いのあるウェット感を演出してくれるワックスです。
少し水分を残した状態でワックスをつけると水分をキープしてくれるので、時間が経ってもパサつきが出にくいのでパーマスタイルとの相性がとても良いです。
では仕上がりです。
表面にはゆるく柔らかいウェーブのパーマをかけています。大きめのロッドで2.5〜3回転のデザインです。
どうしてもハネやすく扱いずらいのが肩ラインの長さ。
そこでパーマで外ハネをミックスして、パーマデザインにする事でより扱いやすくしました。
ちなみにパーマをかけた後の家での扱い方はコチラ↓
今回のイメチェン具合はこんな感じ♪
いかがでしょうか??
長さも短くなってだいぶスッキリとした印象になりました。
何よりパーマをかけることで柔らかさと爽やかな動きが出ました!!
是非ともパーマがオススメです!!!