こんにちわ、ANTIのRIKUSHIです。
今回はちょっと困惑しやすくてややこしいパーマの呼び方について書いていきますね。
美容室でパーマをかけたくて、写真とかスマホでやりたいイメージを見せてみると、、、
『ワンカール』って内巻きパーマじゃないの??私がやりたいのは内巻きでは無いのだけれど、、、。
というやりとりになってしまう時があります。僕もお客様に『???』って顔させてしまった事があります。
いわゆる美容師の感覚とお客様のイメージがズレてしまってますね、、、。それは美容師の言葉の選び方が大事だと思います。
今回はその『ワンカールパーマ』についてちょっと知って貰うために書いておきます。
『ワンカールパーマ』って言われると『何となく内巻き的な感じ?』って程度のイメージになる方も多いかもしれません。
ちなみにいわゆるボブスタイルのこういう内巻きのパーマ↓
この感じが一般的にイメージしてる『ワンカールパーマ』のイメージが多いんじゃないかなと個人的に思っています。もちろん間違いでは無くて、実はこれも『ワンカールパーマの一種』なんです。
もっと細かく言えばこのスタイルは『ワンカールの内巻きパーマ』なんです。
またも『???』
ですよね。
分かりずらいところなので、ちょっと深掘りして話をしていこうと思います。
まず『ワンカールパーマ』というのは『デジタルパーマ』とか『エアウェーブパーマ』とかのいわゆるパーマの種類ではありません。
ワンカールというのは『○』=『カールが1回転している』ということです。『○』をつくるように巻いてパーマをかけるパーマのことが『ワンカールパーマ』なのです。
つまり『ワンカールパーマ』とはパーマの巻き方の事を言います。
もうちょい詳しく深掘りしますね。
↑の画像はワンカールのパーマをかけた時の毛束です。
『○』は重力がかかると『S』もしくはもう少しゆるいと『C』になります。
この『○』『S』『C』のカールで作られるパーマを『ワンカールパーマ』と呼んでいるのです。つまり『ワンカール』というのは毛束の形の事で、内巻きパーマだけが『ワンカール』では無いという事なんですね!!
例えば
↑このデザインは毛先に『S』のカールが入ってますね。ただしレイヤー(段)があるので『S』の重なりがあることによって、ウェーブのような動きが出ます。
逆に先ほどの↑ボブのように段が入っていないと全部が『C』の重なりでしかなくなるので内巻きパーマということになります。
というように『ワンカールパーマ』でも長さやカットの違いによっていろんなデザインになるんです。
ショートヘアのワンカールパーマ
ボブのワンカールパーマ
メンズのワンカールパーマ
というようにいろんなパターンがある訳ですね!
まとめます。
美容師さんに『ワンカールパーマ』と言われても、、、
パーマの種類ではなくて巻き方である。
毛先の動きを中心にかけるパーマである。
というふうに理解して貰えたら大丈夫です。決してすべて内巻きパーマという訳ではありません!
ひと昔前はパーマをウェーブにしてしっかりかけるものが多かったですが、最近は特にワンカールで柔らかい動きを毛先につけるパーマが流行にもなっています。
是非いろんなパーマにチャレンジしてみて下さいね!
text by RIKUSHI (ANTI)